ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

ぐらの登校渋り 闘い編

登校渋り はじまり編はこちら

grigra-mom.hatenablog.com

 

登校渋りの闘いが始まります。。。

今となっては「闘う必要あった?」と思うのですが、

当時は「休ませたら負け」とでもあるかのように、

謎の根性論が私を支配していたようで、ぐらを学校へ連れ出していたのでした。

 

朝、

起きません。布団から出ません。 母、おんぶしてリビングへ連れてきます。

ご飯を食べません。 野菜ジュースを飲ませます。

着替えません。靴下を履きません。 母、着替えさせます。靴下を履かせます。脱ぎます。履かせます。脱ぎます。。。

ひとつひとつ、赤ちゃん返りのようです。(抵抗です)

 

玄関では

靴を履きません。履かせます。脱ぎます。履かせます。。。

ランドセルは背負いません。母が背負います。

帽子はかぶりません。 そこは母もかぶりません 笑

 

玄関を出ると

歩きません。 引っ張ります。

歩きません。 引きずります。

歩きません。 後ろから押します。

やっと一つ目の角まで来たところで、足元を見ると、

靴、履いてないっ😲玄関前にわざと片足、脱いできている。。。

また、玄関前からやり直しです。

(コントのようですが、お互い必死です💦)

 

もちろん、ぐらは「行きたくない」と訴えていました。

時には大きな声で、ご近所中に聞こえる大声で

「やーだー。いきたくなーい」と叫んだことも。

 

引きずっていたら、知らないおじさんに

「腕とれちゃうよ~笑」と言われたこともあります。

(後ろから押すスタイルに変更)

ひどい親だと思われていたことでしょう。。。

 

でも、当時ぐらは登校してしまえば、保健室で気持ちを整えて、

教室に行くことができる日もありました。

そしてケロっとして下校することも、

楽しかったよと帰ってくることもありました。

 もちろん、そうでない日もありましたが。

「行ってみないとわからない」

そんな毎日でした。

 

もちろん私も、泣きながら引きずって登校させることに、

「本当にこれでいいの?」「正解はなに?」

という迷いや不安がありました。

でも現実、仕事もしていたので、9時半までには登校させないと

仕事に遅刻する、迷惑をかけてしまうという思いがあったのも事実。

 

相談室の相談員さんも

「登校できているから、今は休ませないで行かせましょう」

学校も

「もう少しこのまま、頑張ってみませんか」

という見解もあり、

「それならば!」「今日は楽しいはず」「慣れてしまえば」

という思いになり、嫌がるぐらを連れていっていました。

 

でもぐらは、学校に行ってしまえば大丈夫だったのではなく、

頑張って頑張って頑張っていたのです。

ぐらの心の器がいっぱいいっぱいになっていました。

 

「ママは、ぐらを嫌なところ(学校)に連れていくからキライ!」

「ママは、ぐらを(学校に)置いて逃げた!」

「ママは、ぐらの気持ちわかってない!わかってくれない!」

「ママも誰もかれもキライになっちゃう」

「嫌なことがたくさんあって、みんなを困らせちゃう」

「ぐらが学校にいたらみんな迷惑だと思う。学校行っていいの?」

「外はこわい。出たくない。」

「ママは、ぐらのことなんで、どうでもいいんでしょ・・・」

「ぐらは生まれてきてよかったの?お兄ちゃんだけでよかったんじゃない?」

 「ぐらにいいところはある?ママ教えて」

 

ぐらの心が私から離れていきました。

ぐらの自己肯定感が下がりまくりました。

 

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大切な子供に、こんな思いをさせてしまった。。。

 

 私は、子供の何をみていたんだろう、一番近くにいるのに。。。